田辺市内で3月に入り、秋津町と上秋津のアパート、事務所で窃盗の被害が相次いだが、23日にも同市神子浜の商店でレジなどが盗まれる事件があった。被害総額は約10万円で、店は田辺署に被害届を出した。同署は窃盗の疑いで調べを進めるとともに「不審な人を見つけたらすぐに110番通報を」と住民に注意を呼び掛けている。
盗まれたのは、店内のレジと電話機、たばこなどの自動販売機の鍵5本。23日午前9時ごろ、店主の女性(58)が店の窓が開いていることに気付いた。同日午前0時半すぎ、店主の長男(32)が帰宅した時に変わりはなかったという。
店主は毎日、防犯のためにレジの1000円札以上を抜き取っており、中には硬貨が入っていただけだったという。電話機は電源コードをレジのコードと束ねていたため、一緒に持ち去ったとみられる。店の前に並ぶ自販機3台も開けられており、中の金が盗まれた。
犯人は、鍵が掛かっていなかった店の窓(縦約110センチ、横約90センチ)を開け、窓の前にあるジュースの冷蔵庫と天井の間(約50センチ)をすり抜けて侵入したとみられる。
店主は「市内で同じような被害が相次いでいると警察から聞いた。店の前は自販機の光もあるし、夜の人通りもあるので、油断していたところもあった」と話している。
田辺市内では3月13日から18日にかけて、上秋津の事務所が金庫破りの被害を受けたり、秋津町のアパートでタイヤや洗濯機、乾燥機を盗まれたりした事件が発生している。田辺署は「パトロールを強化することはもちろんだが、犯人は無施錠の所を狙うことが多い。外出、就寝時には鍵掛けを確認し、家の周りを明るくしてほしい」と警告している。




