側溝用のふたなど金属製品の盗難が県内で相次いでいる。今年1~4月までの被害件数は少なくとも約140件(約1670万円)に達していることが、分かった。市町村道に設置された側溝のふたが盗まれた場合、自治体が買い替えるケースも少なくない。担当者は「財政難の折、厳しい出費」と頭を抱える。【大森治幸】
県内15署で調べたところ、すべての署の管内で金属盗の被害があった。
4月7日には、宇陀市大宇陀区関戸の市道で、金属製のふた3枚を盗んだ桜井市内の男が窃盗容疑で逮捕された。男は調べに「売りさばくつもりだった」と供述している。県警によると、盗んだふたはスクラップ業者に転売されたという。
4月22日には、大和郡山市九条町で、金属製のふた4枚を盗んだとして、奈良市内の男2人が逮捕されている。
県内の複数のスクラップ業者によると、金属製のふたを買い取った場合、裁断などをして、商社を通じて国内外の製鋼所に売られ、鉄筋や鉄板などに加工されるという。ある業者は「金属製のふたとみられるスクラップが持ち込まれ、買い取ったことがある」と話す。
大和郡山市の柳町商店街も、4月に金属製のふた22枚を盗まれた。近くに住む女性は「道幅が狭くなり、車と歩行者との距離が近くなった。手押し車を押す高齢者には危ない」と指摘する。
道路の安全対策上、各自治体が側溝のふたを整備し直すケースも多い。大和郡山市は4月末までに市内で盗まれたふたのうち、返還されなかった50枚を約200万円で購入し直した。今西肇・市管理課長は「安全を考えると買い替えなくてはいけない。厳しい財政事情のため頭が痛い」と話す。
今現状、鉄スクラップ市場の取引価格の高騰があります。専門紙「日刊市況通信」によると、昨年4月4週の取引価格は、1トン当たり約3万7000円だった。今年の4月4週は約6万3000円に値上がりしています。そして中国やブラジル、ロシアなどで、都市基盤整備の素材として、鉄の需要が伸びているのが要因だと言われてます。
今後も、金属盗難は増加傾向になると私は予想しております。
今一度、防犯という意味をお考え下さい。「防犯=犯罪を防ぐ」です。事後処理(被害に遭ってから)では意味ないです。
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