トラックの盗難被害が急増-。日本損害保険協会が18日発表した2008年の自動車盗難事故実態調査によると、盗難車はハイエースが2年連続でトップとなったほか、前年までは20位以内に全く入っていなかったトラックが一気に3車種もランクインした。
調査は00年以降、毎年実施している。今回対象としたのは昨年11月の1カ月間に損保各社が保険金を支払った車両盗難639件と車上狙い2634件。その結果、盗難が最も多かった車種はトヨタの商用ワゴン車「ハイエース」で、盗難車全体の15.3%を占め、2年連続でトップとなった。2位のスズキ「ワゴンR」の5.9%を大きく引き離した。タイプ別ではミニバンが35.5%でもっとも多く、続いて軽自動車18.6%、排気量1.5リットル以下のコンパクトクラスが12.4%だった。
今回、特筆すべきは、トラックの盗難が急増したこと。いすゞ「エルフ」が11位となったほか、日野「レンジャー」が14位、三菱ふそう「キャンター」が18位と、一気に3車種もランクインした。背景には、アフリカや東南アジアといった発展途上国で、経済成長に伴う建設工事の増加などで大型を中心に商用車のニーズが高まっていることがあるとみられる。
都道府県別の車両盗難を保険金の支払件数で調べたところ、愛知県がトップで、次いで大阪府、千葉県の順となり、このワースト3府県だけで全体の半数を占めた。大阪府は車上狙いの被害件数も1位だった。
車上狙いの被害品では、カーナビが全体の37.7%を占め、1件あたりの被害額は22万7000円にのぼった。
損保協は、盗難防止装置の装着や、夜間でも明るい場所に駐車するなどの自己防衛策を呼びかけている。
■自動車盗難の上位車種
1.ハイエース 2.ワゴンR 3.マークX 4.ランドクルーザー 5.セルシオ 6.カムリ 7.クラウン 8.インプレッサ 9.スカイライン 9.ムーヴ
11.エルフほか 14.レンジャーほか 18.キャンター




