茨城県内で自動車が盗まれる事件が相次いでいる。全国的にみると自動車盗は年々減少傾向にあるが、県内の昨年の自動車盗の認知件数は前年比39件増の2194件で、愛知県、千葉県、大阪府に次いで全国ワースト4位。トラックなどが狙われるケースが増えており、県警は海外への転売目的の可能性もあるとみて、警戒を強めている。
県警生活安全総務課によると、盗まれた自動車のうち、トラックや建設現場などで使う作業車などの割合が平成20年では約7割と前年より1割以上増加。盗まれた車種の1~3位をトラックが占めているという。
自動車盗の捜査を担当する県警捜査3課は「日本のトラックなどは海外で需要が高く、転売目的の犯行では」と分析。「車を分解したうえで、コンテナに積み込み、船で海外に運んでいる可能性が高い」という。
県内の地理的要因も自動車盗の多発と関連がありそうだ。県内には常磐道や東北道など高速道路が多く、盗難車を海外へ運ぶ際に使用する「港へのアクセスがしやすい」(警察関係者)という要因もあるという。
県警は「施錠はもちろん、駐車場の管理の徹底や、盗難防止装置の取り付けなどの対策をしてほしい」と呼びかけている。




